絶景の海を堪能! 日帰り紀伊半島列車旅 part1
時刻は午前6時10分。
さくらの季節が近づく3月某日。大阪駅にやってきました。
今回の旅のテーマは
紀伊半島を主に走る紀勢本線は海あり山ありといった風光明媚な路線です。
特にJR西日本が管轄する区間の大半は沿岸部を走行しており、太平洋の絶景を眺めることができます。
今回はその大海原を見に行きたい!と思い旅に出ました。
まず始めに今回のルートを簡単にご紹介しておきます。
大阪駅から阪和線を通り和歌山駅へ。そこからきのくに線の愛称を持つ紀勢本線で本州最南端の串本駅を経て、会社境界駅である新宮駅へ。新宮からは一気に北上し紀勢本線の起点駅亀山駅まで向かい、関西本線・片町線で大阪駅まで戻ってくるというものです。
part1~part3までの3部作の予定です。
どうぞ最後までご覧くださいませ。
1本目 06:15発 普通 環状線
さぁ1本目は大阪環状線。おぉっ!編成番号をよく見ると『LS01』ということは323系のトップナンバーですね。幸先良し⁉
大阪方面から和歌山よりも南に直通する列車は、現在(2018年度ダイヤ)は天王寺発湯浅行となっています。かつては新大阪から梅田貨物線を通り紀伊田辺まで直通する列車もありましたが、数年前に湯浅行に短縮になり、2018年3月17日のダイヤ改正に伴い、新大阪発の運用は廃止されました。
特急列車以外で唯一梅田貨物線を走行する列車でしたが廃止され少し残念ですね。そんなことを思っているうちに天王寺駅。
2本目 06:45発 関空快速/紀州路快速 関空/湯浅行
丸目ライトが特徴の0番台ですね。
朝のラッシュ時なので始発駅から座席はほぼ埋まります。
昨年に高架化が完了した東岸和田駅に到着。
日根野駅で前4両関空快速・関西空港行を切り離します。スーツケースを持った人達が一斉に前の関空快速まで移動します。
日根野を出ると比較的のどかな車窓が広がります。
天王寺から約1時間で和歌山駅に到着。
ここまで乗ってきた紀州路快速は湯浅行きなのでそのまま乗っていてもよかったのですが、湯浅で和歌山発の後続の普通列車に乗るだけなので、ここで乗り換えます。
3本目 08:05発 普通 紀伊田辺行
さぁ次に乗車する車両は117系です。
かわいいお顔立ち。
車内はこんな感じの転換クロスシート。
117系は当時私鉄に車内設備で劣っていた国鉄のイメージアップを目的に製造された車両なので、近郊型車両でありながらも「全車クロスシート」「片側2扉」などの当時としては新装備を備えた車両でした。
この列車で紀伊田辺まで向かいます。
海南駅に到着。なぜか駅の地面が水浸し(゜д゚)。
海南駅を発車し次の冷水浦駅を出ると海岸線を走行し加茂郷駅まで海が見えます。
その後、JXTGエネルギー和歌山製油所の真横を走り、一旦有田川に沿って内陸へ。
先ほどの紀州路快速の終点駅である湯浅駅を経ます。湯浅は醤油の発祥地として有名ですね。
紀州鉄道との接続駅である御坊駅に到着。ちなみに町の中心駅は御坊駅よりも紀州鉄道の紀伊御坊駅だそうです。
かえる橋で有名な印南駅を過ぎると、いよいよ海岸線を走行し始めます。
岩代駅-切目駅間では太平洋の絶景を眺めることができ、一部の列車が速度を落として運転するほどのビューポイントになっています。
真横に迫る太平洋。本当にきれいな景色です。
これぞ列車旅!(*´ω`)
しばし太平洋の景色に目を奪われた後、古くから陸上交通において交通の要衝であった紀伊田辺駅に到着。乗り換えです。
かつて紀伊田辺機関区があったため、駅構内には多くの留置線があり、この駅を境に普通列車の運転系統が分かれています。
ここまでは複線でしたが、ここからは単線となります。
隣のホームに入線してきたのは、新大阪発のくろしお1号です。ここまでは特急よりも先行して走ってきましたがここで特急に先を越されます。
くろしお1号の使用車両はオーシャンアローの愛称を持つ283系。この車両の先頭車は太平洋沿岸を走る特急として相応しいように、イルカをイメージしたデザインの車体となっています。
確かにイルカっぽい⁉
次の列車までしばらく時間があるので、改札を出てみます。
絶景の海を堪能! 日帰り紀伊半島列車旅 part2につづく…
片道1,185円(青春18きっぷ)で関西から広島へ ぶらり広島日帰り旅 part2 END
片道1,185円(青春18きっぷ)で関西から広島へ ぶらり広島日帰り旅 part1のつづき
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6本目 13:40発 宮島口
まだまだ厳島内をじっくり観光したかったのですが、広島市内にも行きたかったのでこのぐらいで引き上げます。如何せん滞在時間が6時間程ですので…ww
いい景色ですね~。
宮島発の便の航路は直線なので行きよりは多少早く着きます。
着岸後急ぎ足で駅まで。
7本目 14:03発 普通 糸崎行
再びRedWingに乗り広島市内まで戻ります。(227系の‘‘RedWing‘‘って愛称は定着しているのかな?)
新白島駅で下車します。新白島駅は2015年3月14日に、山陽本線とアストラムラインの乗換駅として開設された駅です。
すごいデザインのアストラムラインの新白島駅。なんかすごい未来的(笑)
ここから散歩がてら、広島市内を見て回ろうと思います。
まっすぐ進むと毛利輝元築城の広島城に出ました。広島城は別名“鯉城”と呼ばれていますが、なんでだろう?
さらに進むと広島県庁が。この辺りが一番の繁華街なのかな~。
さらに進みます。
広島へ来たのは観光地を見て回りたかったほかに、平和記念公園・原爆ドーム・原爆資料館に訪れたかったからです。過去にも訪れたことがありますが、核の脅威が迫りつつある今もう一度見ておきたかったということです。
本館は耐震・リニューアル工事を行っているため入ることができませんが、東館には入れます。原爆の非人道性・原爆によって齎された被害などを再確認することができました。
ぼちぼち広島駅の方へ移動したいと思います。
せっかく広島へ来たので広電を使ってみようと思います。広電900形はかつて大阪市電で活躍していた車両です。
8本目 16:28発 広島駅行
広電といえばいろんな連接車が走っていることでも有名ですね。
程なくして広島駅に。聞いた話では2020年頃に広電広島駅は高架になるみたい。さらに広島駅周辺の再開発は続くようです。
まだ少し時間があるのでなんとなくマツダスタジアムまで散歩してみます。
広島駅から歩くこと約10分。広島カープの本拠地マツダスタジアムに着きました。マツダというだけあって赤が大変似合う球場ですね。
周辺のコンビニもカープ一色。
さぁ再び広島駅に戻ってきまして、パパッと夕飯を済ませ…
関西まで戻っていきます。
9本目 18:13発 普通 岡山行
山陽本線の広島から東へ行く列車は糸崎もしくは白市がほとんどですが、朝夕の数本のみ岡山まで直通の列車があります。これを使えば大阪方面まで2回の乗り換えのみで行けますよ。
広島から各駅に止まること約3時間、岡山に到着。帰宅時間ということもあり終始乗車率は高めでした。乗り換えです。
10本目 21:09発 普通 姫路行
3両編成なので結構込み合います。
車内で考えていたのですが、岡山発大阪方面への新快速を作ればそこそこ需要あるのではないでしょうか。調べたところでは過去に兵庫・岡山県知事がこの区間の新快速を要望したことがあるとか。十数年前には土日限定の新快速がわずかな期間だけ運行されていたこともあるようです。せめて朝・夕だけでもいいので検討よろしくお願いしますねJR西日本さん!。
やっと姫路。
11本目 22:36発 新快速 野洲行
この時間になって本日初めての優等列車です。(笑)
夜の闇の中を爆走する新快速。西明石から複々線になりさらにノビノビ走ります。
18時間ぶりに神戸駅に戻ってきました。
神戸駅到着時刻は23時13分。 これならもう一時間は広島に滞在できたなぁと思いつつ帰宅。
感想
青春18きっぷを利用した大阪/神戸⇄広島方面への旅は、乗り換えも数回で日帰りであっても6時間超は広島に滞在できるので定番のコースとなっています。ホームでの乗り換えもほぼ対面乗換迷うことなく行けます。初めて青春18きっぷを利用する人でも気軽に実行できるプランなのでおススメです。
片道1,185円(青春18きっぷ)で関西から広島へ ぶらり広島日帰り旅 完結。
最後までお読みいただきありがとうございました。
片道1,185円(青春18きっぷ)で関西から広島へ ぶらり広島日帰り旅 part1
2018年春
関西から広島まで鈍行列車で行ってみました。鈍行ということは、そうです‘‘青春18きっぷ‘‘利用です。関西-広島は青春18きっぷ利用の日帰り往復が可能で、始発ならば広島での滞在時間は6時間超であるため定番のコースとなっています。
今回はその旅行記です。
よければ最後までご覧ください。↓
時刻は午前5時30分。JR神戸駅にやってきました。
なぜ神戸駅からのスタートなのかと言いますと、、、
神戸駅は東海道本線の西側の終点および山陽本線の東側の起点という旅の始まりにはもってこいいの駅だからです。
今回は広島まですべて普通電車で向かいます。優等列車は時間の都合上乗れません。
神戸-広島間の山陽本線の駅数は83駅。すべての駅に停車していきます。
1本目 05:40発 普通 西明石行
さて、1本目。大阪発の普通電車です。意外と混んでいます。
まだ、外は暗く車窓は楽しめません。
西明石駅に到着。草津駅から続いてきた複々線ここでおしまいで、これより西は複線になります。
2本目 06:21発 普通 姫路行
次に乗車するのは221系。
さぁ、姫路駅に到着。乗り換えです。
3本目 07:05発 普通 三原行
次に乗るのは黄色一色塗りが特徴的な岡山支社の115系6両編成。
3時間の長時間乗車になります。
車内はそこそこ混雑。
姫路を出ると、岡山までしばらく長閑な光景が広がります。
列車は岡山駅を発車し、倉敷に到着。ここで日本海側へ向かう伯備線と分岐します。
車内はこんな感じ。新幹線接続駅になると人が増え徐々に減り、また接続駅で増えの繰り返しが続きます。
田園地帯を抜け、住宅街を進むとしまなみ海道の玄関口、尾道駅に到着。
ここから三原駅付近まで海が見えます。
特に尾道~糸崎間は瀬戸内海沿岸を走ります。いい景色です。
乗り換えます。次の終点三原駅まで行って乗り換えることもできますが、後続の糸崎発に接続するだけなので糸崎で乗り換えます。
4本目 10:23発 普通 岩国行
広島県に入り初めて乗るのは、「Red Wing」の愛称を持つ227系電車です。
初めて227系に乗車します。
シートは先ほどの115系(車内更新済み車)と大差はありませんが、足回り(台車)が進化していることもあって乗り心地の良さが良くわかります。まぁ30年以上前の車両と比べれば当たり前なんですがね(^^;。
糸崎を発車し呉線と三原駅で分岐した後、山陽本線は沼田川としばし並走します。
いい景色ですね。
列車はその後、「セノハチ」で有名な八本松駅 - 瀬野駅間の22.6‰の急勾配区間に入ります。最新型の車両なので勾配区間であろうがスイスイ上り下りします。
広島に到着。中国地方一の都市というだけあって、乗客も増えます。広島駅は後ほど見て回るのでとりあえずこのまま乗車し、厳島神社の玄関口、宮島口駅にまで行きます。
神戸駅から6時間30分。やっと宮島口に到着。
普通列車だけでやってきましたが、やはり長かった(笑)
宮島へ渡るにはJRフェリーと松大汽船の2社があります。JRフェリーは青春18きっぷで乗ることができるので、迷うことなくJRに決定。
5本目 12:25発 宮島行
宮島までは毎時4便あるので、待っても数分で乗船できます。
船からは広島名物牡蠣の筏が見えます。
JRフェリーと松大汽船は料金など違いがあまりないようにみえますが、一番の違いは航路(運行ルート)。宮島口発の便は直線では行かず、厳島神社の大鳥居に接近するため大回りします。海の上から大鳥居を写真に収めることができます。
船を降りるて少しのところには「日本三景碑」が立っていました。以前、天橋立に行った際にも同じような碑がありました。松島にもあるのかな?
鹿です。何か食べてはいけないものを食べているような……(゚Д゚;)。
いい匂いのする土産物通りを抜け大鳥居を目指します。
ちょうど干潮時だったので鳥居の間近まで行けました。
この大鳥居は奈良の春日大社・敦賀の気比神宮の大鳥居とともに「日本三大鳥居」に数えられています。
本社は寝殿造りの影響を強く受けた平安様式ですね。
こんな並びも撮影できます。フェリー×3(JR・松大・松大)
結構スレスレを航海するんですね。
水が透き通っていて、絶景!
何時間でも見てられるなぁ(´-`)
ポスターにもなりそうな一枚⁉
日本三景の一つになるのも納得です。
片道1,185円(青春18きっぷ)で関西から広島へ ぶらり広島日帰り旅 part2につづく…
近畿でここだけ! SL北びわこ号(C56-160)乗車記 後編 2018年春
近畿でここだけ! SL北びわこ号乗車記(ハプニングあり) 前編 2018年春のつづき……
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せっかくなので、木之本(木ノ本)の町を散策します。
木之本は北国街道と北国脇往還の分岐点があり、古くから交通の要衝・宿場町として栄えました。
町の中心にあるのが木之本地蔵院です。古い町並みの中で周囲の風景にマッチしていて落ち着いた雰囲気の場所です。
こちらは創業480年の造酒屋「山路酒造」です。桑酒と北国街道という地酒が有名で島崎藤村も注文したとか。
また、‘‘木ノ本‘‘といえば『つるやパン』を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。テレビなどで紹介され人気を博しています。
人気商品っぽい商品を4つ買ってみました。
サラダパン・サンドウィッチ・ランチパン・カステラサンドの4種類。ちょっと買いすぎたかな。どれもおいしかったです。
さて、木ノ本から米原方面へと戻っていきます。先ほどまで大勢の方がいましたが、ちょっと時間がたつと日常の風景に戻ります。SLの停車していた線路上だけが黒くなっています。
そこへやってきたのは、午後便のSL北びわこ3号。たまたま時間ぴったりでした。
力強く発車していきました。
さて長浜駅にやってきた理由は、「長浜鉄道スクエア」という博物館を訪れてみたかったからです。
館内の様子は↓からご覧ください。
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さて長浜鉄道スクエアを見学したのち、米原駅に戻ってきました。
米原駅近辺でもう一つ見たいものが。
鉄道総合技術研究所風洞技術センターに保存されている新幹線高速試験車両です。
ここ、風洞技術センターでは高速走行時に発生する空力騒音や空気抵抗を解決するため、世界のトップクラスである低騒音性能と高い風速性能を備えた大型低騒音風洞で日々実験しています。
ここに3両の貴重な車両が保存されています。
車両は左から300X(JR東海)・STAR21(JR東日本)・WIN350(JR西日本)のいずれも先頭車両です。
WIN350
正式名称は新幹線500系900番台電車。
JR西日本が1992年平成4年に開発した、最高速度350km/hでの営業運転に必要なデータを収集するために運用された6両編成の高速試験電車であり、新幹線500系電車の原型となった試作車です。米原に保存されているのは博多方の先頭車ですが、新大阪方の先頭車は博多総合車両所で保管されています。
STAR21
正式名称は新幹線952形・953形電車。
JR東日本が1992年に騒音、微気圧波、地盤振動等の低減などの環境対策をさらに進めるために製作した高速試験用新幹線電車。通常構造の非連接車952形4両と連接構造の953形5両で1編成を構成していました。もう片方の先頭車両はJR東日本新幹線総合車両センターにて静態保存されています。
300X
正式名称は新幹線955形電車。
JR東海が1995年に300系に続く次世代の新幹線関連の技術を実験するために製作した高速試験用電車。1996年7月26日未明、米原駅 - 京都駅間で日本国内最速記録443.0km/hを記録しました。米原で保存されているのは955-1形(カスプ型)ですが、速度試験当時は東京方(955-6形ラウンドウェッジ型)で行われました。なお、955-6形ラウンドウェッジ型はリニア・鉄道館にて保存されています。
同センターは通常公開していませんが、例年「鉄道の日」(10月14日)前後に特別公開を実施しており、期間中であれば車内(運転席を含む)も見学できます。
と歴代の偉人(偉車両?)を眺めていると…
今日一日の運用を終えたSL北びわこが帰ってきました。
米原駅南にある留置線でEF65・12系客車・C56がそれぞれ切り離され、EF65+C56に組み換え京都まで返却されます。
C56を待つEF65-1132。かつてはブルートレインの牽引を担ってきた‘‘名機関車‘‘でしたが、現在は団体や一部の貨物などの運用についているのみで貴重な存在となってきました。
12系客車に関しても、オリジナルを保っている車両はこの宮原運転所と高崎車両センターに所属する計12両のみを残すだけとなりました。SLよりも貴重かも(ー_ー)!!
昭和14年製の機関車と現代の新幹線を一枚に。
まるで‘‘おじいちゃんと孫‘‘のような雰囲気です。
お疲れ様!C56形蒸気機関車160号機
ここでC56とEF65の連結作業の写真と共に「ポニー」の愛称で知られるC56形蒸気機関車160号機の歴史を振り返ってみます。
C56-160は、1939年4月20日川崎車輌兵庫工場にて、C56形のラストナンバー機として完成しました。現役時代は津山→鹿児島→横浜…etcと様々な路線で運用されていました。1972年からは梅小路運転区の所属となり、他から転属して来た蒸気機関車の搬入に使用されました。
1980年「北海道100周年記念号(小樽 - 札幌間)」の牽引機として抜擢されて以降は、走れる路線を選ばないという特性から全国各地での出張運転に供され、JRとなったのちも全国からの貸出依頼が多く、各地を走行しました。
時には、脱線事故のおそれがあるとされているバック運転(逆機)も数多く行ってきましたが、1度も脱線することなく無事故で運転を行いました。
近年はSL北びわこ号・SLやまぐち号の牽引運転を中心に運用されていましたが、徐々に車体の老朽化が進み、急勾配のある山口線をはじめ本線での運行が難しくなってきました。
それでもここ数年は、より馬力のあるC57との重連で牽引したり、DD51の力を借りつつ何とか頑張って走っていました。
しかし、いよいよ本線での運行が厳しくなり、本線で運用できるように大規模修理を終えたD51-200の運行が始まったのを見届けるようにして、2018年本線からの引退が発表されました。
SLやまぐち号としての最終運行は2018年5月6日、SL北びわこ号としての最終運行は5月27日をもって、事実上本線から退くことになります。
本線から退いた後は、京都鉄道博物館内の「SLスチーム号」として運行される予定となっています。
個人的にはC56のような小型で線形を選ばず運行できる万能機関車が、本線から引退するのは残念です。まだまだ各地で出張運転を行い沿線を活気づけてほしかったのですが、老朽化には勝てないようです。しばらくは梅小路でゆっくり休み、またいつの日か本線にてお目にかかれることを楽しみにしています。
お読みいただきありがとうございました。
近畿でここだけ! SL北びわこ号乗車記 2018年春 完結