160円で464キロの旅! ~関西大回り乗車の旅2018初夏~⑷ END 北陸線・湖西線・京都線
160円で464キロの旅! ~関西大回り乗車の旅2018初夏~⑶のつづき…。
まだ、⑴~⑶をご覧でない方はお先にどうぞ。
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今回でラストです。
~ここまでのあらすじ~
大阪駅をスタートとする今回の旅は、環状線・阪和線・和歌山線・桜井線・大和路線・関西本線・草津線・琵琶湖線・北陸線・湖西線・JR京都線と様々な路線を経てゴールの新大阪駅を目指しています。
さぁ旅を再開いたします。
草津から乗車した絶賛回復運転中の新快速は130㎞/hで一気に琵琶湖を北上しています。
そういえば、朝から何も食べていませんね(;^ω^)。
さすがにお腹が空いてきました。
そこでお腹を満たしましょうか。
さぁ米原駅に到着。
うどん屋発見!!。
うどんにしようかな~やっぱりそばかなーなんて思いつつ近づいてみると……あれ(・・?。やってない、、、14時で閉店だそうです(笑)。
仕方なく、隣のホームのセブンイレブンで軽食を購入。
両側で特急しらさぎの増解結を見ながら、軽食を食べます。
いい光景ですね(*'▽')
さぁ次の新快速は…と確認しますが、まだ遅れてるみたいですね。
7本目 16:01発 新快速 近江塩津行
遅れ6分で到着したこの新快速ですが、通常は8分かけて後ろ8両と前4両を切り離すところ、2分少々で行ったため、ほぼ遅れなしで米原を出発。
米原までは東海道本線(琵琶湖線)を走ってきましたが、ここからは北陸本線。
北陸本線に入ると琵琶湖から少し離れた所を走行するため、車窓はこのような光景が広がります。
湖西線の高架が左手に見え始めると、、、
近江塩津駅に到着です。
湖北まで来ましたので折り返し。
8本目 16:40 新快速 姫路行
4分の乗り換え待ちで湖西線経由の姫路行新快速が到着。
新快速といっても近江舞子駅までは各駅停車です。
ここからは湖西線で琵琶湖を南下しましょう。
近江塩津を出るとすぐに城山トンネルに入ります。
湖西線といえばこの高架&直線が特徴的ですね。
その特徴から高速運転に最適な路線であるため、日本国有鉄道時代から湖西線を利用して様々な車両が速度向上試験に取り組んできました。
代表的な記録として、
という記録が残ってるみたいです。381系すごいですね。
なんてことを思い出していると近江今津駅に。
ここでは新快速の増解結が行われます。
『ガッチャン』としっかり連結。
これで12両編成になりました。
後ろ4両は大体の座席が埋まっていました。せっかくなのでガラガラの前8両に移動することにします。
せっかくなので先頭からパチリ。
近江今津を出ると、新旭、安曇川、近江高島、北小松、と各駅に止まり近江舞子から新快速運転が始まります。
湖西線は比較的琵琶湖に近い所を走行します。
おや、この日は、しらさぎ編成が代走しているみたいです。
さぁ一路京都へ最高速度の130㎞/hで駆け抜けます。
ここまでは順調に走ってきた乗車中の新快速ですが、山科駅手前の琵琶湖線との合流付近で、停車しました。
アナウンス「ただいま、琵琶湖線を走る新快速が遅れているため、この列車は信号待ちをいたします。ご利用のお客様にはご迷惑を…」
ということらしいです。
どうやらもともとの線路確認の影響+総持寺駅での非常ボタン作動の影響で遅れが広がってしまったようです。
JR西日本のアプリで走行位置を確認してみると…赤丸の新快速が今乗っている新快速なのですが、琵琶湖線の新快速は20分遅れ。
詰まってますね(-_-)。
琵琶湖線の新快速の真後ろを追いかけるようにして、京都駅に到着。遅れを取り戻すため速やかに京都を発車。
窓からは、吹田総合車両所が。来年から大幅なリニューアル工事が行われるようですね。
201系の陰に103系がいました。
羽衣線で引退した車両かな~?
新大阪到着直前で、681系w01編成が回送で走っていきました。
いわゆるサンダーバードの試作車ですよね。
前の新快速の真後ろを走行してきたため帰宅時間の中、結構空いている車内を保ちながらゴールの新大阪駅に到着。
通常ならば4分の道のりを、約12時間かけて来ました。
下りようとして、左手に何か気になるものが…
まさかの‘‘トワイライトエクスプレス瑞風‘‘が停車中でした (^-^)///。
せっかくなので、停車している10番乗り場に行ってみました。
走っているところは数回目撃したことがありますが、ホームでは初めて見ました。
すごいオーラです \\(ToT)//~。
こちらは5号車のバーカウンターです。
落ち着いた雰囲気で洒落てますね~。
どうやらこの瑞風は、2泊3日の山陽・山陰周遊コースを巡ってゴールの新大阪に着いたところのようです。
一番安い部屋でも、30万円前後だとか…
いつかは乗りたいな~(*´ω`)、と思いながら、この旅の本当の終着地である改札へ。
感想
最後に今回のルートをもう一度↓
本来、大阪-新大阪間は距離3.8㎞を所要時間4分で結びますが、今回は距離464㎞、所要時間12時間でした。コースとしては、実施したことのある方も多い定番のモノですが大変楽しめました。今回旅してきた中で印象に残ったのは、関西線の後方展望です。横からの車窓も十分絶景ですが、前面・後方展望の良さに改めて気づきました。観光列車を走らせてもいいのではと思うほどです。また、桜井線も古都奈良の伝統ある歴史遺産の中を走るだけあって素敵でした。特に三輪神社の大鳥居はよかった~(^-^)。次は大阪近郊区間以外の近郊区間で大回り乗車をしてみたいなと思わせてくれる旅でした。
最後に前回大回り乗車を行ったときにも書きましたが、大回り乗車は正しく行えば楽しい旅を行えますが、一歩間違えると不正乗車にもつながります。ですので実施する場合はあらかじめ情報を集め、計画を立ててお楽しみください。
おわりにこの日乗ったすべての車両をあげてお別れです。
長々と書いてきましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
次回もお楽しみに。
160円で464キロの旅! ~関西大回り乗車の旅2018初夏~⑶ 関西線・草津線・琵琶湖線
160円で464キロの旅! ~関西大回り乗車の旅2018初夏~⑵ 和歌山線・万葉まほろば線・大和路線のつづき。
まだ⑴・⑵をご覧でない方はこちらをお先にどうぞ。↓
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~ここまでのあらすじ~
大阪駅をスタートし、大阪環状線・阪和線を一気に紀州路快速で和歌山駅まで駆け抜けました。和歌山からは、風光明媚な和歌山線に乗り換え、高田駅まで向かい、そこから歴史深い万葉まほろば線で奈良駅まで行き、奈良からは大和路線の大和路快速で現在地の加茂駅に到着したという感じです。
さぁ旅を続けます。。。
このまま関西線を東に進みます。
おぉ、思ってた以上に混みそうですね。
4本目 12:42発 普通 亀山行
関西線は、非電化のため使用車両は気動車です。
座席はほぼ埋まっていたので、今回は後方展望を楽しむことにしましょうか。
まぁ1両編成なので混むのは仕方ないですね。
電化区間と非電化の境目はこんな感じなんだ。
加茂駅を出ると、関西線は木津川と並走して走ります。
ローカル線感が満載ですが、ここも大阪近郊区間なんですよ。
この辺りの車窓からは、関西線最大の見所である木津川の渓谷美を見ることができます。
ただ、大雨が降るとしばしば不通となり、保安上のネックにもなっているようです。
のどかですね(*^。^*)。
どこかのポスターで見たことのあるような一枚が撮れました(*´ω`)。
京都府唯一の村である‘‘南山城山村‘‘に入ると、月ケ瀬口駅に到着です。
月ヶ瀬梅林への最寄り駅であるため、梅の花見の時期は多くの客で賑わうみたいですよ。
観光列車を走らせてもよいのでは、と思うほどの路線です。
かわいいラッピング(*´ω`)。
ちなみに、忍者で有名な伊賀市の中心は伊賀鉄道の上野市駅付近一帯みたい。
柘植駅まではもう少し。
座席から車窓を楽しむのもいいですが、左右どちらも見える前面or後方展望は最高ということに改めて気づきました。
加茂駅から約一時間。
絶景の後方展望を楽しんで夢中になっているうちに、草津線との乗り換え口、柘植駅に到着。
さて、今まで乗ってきた列車を見送り草津線に乗り換えです。
よく見ると、後ろから次に乗る草津線の車両が入線してきていますね。
そういえば、この先の加太駅から柘植駅までの区間は、有名な25パミールの急峻な上り勾配、通称『加太越え』が存在していますね。特に加太駅→柘植駅方面は25‰連続上り勾配の難所で、トンネルの手前にはスイッチバックの中在家信号所もありました。亀山~柘植間の貨物列車には後補機が付き、D51が前引き・後押しで喘ぎながら上る姿は大迫力で、撮り鉄の名所だったようです。一度は見てみたかったなぁ(*'▽')。
5本目 14:01発 普通 草津行
さぁ、ここからは草津線にのりかえ。
車内は先ほどの221系と同様に体質改善工事を受けているため、清潔です。
柘植駅を出るとすぐ左手には、上記で書いた『加太越え』をする補機機関車が柘植で折り返していたため、この辺りに給水塔や転車台があった跡地が見えます。
草津線の沿線は、旧宿場街や農村、田畑を中心に広がっています。
ちなみに、草津駅から名古屋駅までの距離は、米原駅経由より草津線から四日市駅を経由する方が短いですが、実際には、乗り換えなどで所要時間は長くなるみたい。
次に乗る新快速の時刻を確認してみたとこと、少し遅れているみたいですね。線路確認をしたためだそう。先を急ぐ旅ではないので、気長に待ちましょう。
およそ7分遅れで入線してきました。
6本目 15:21発 新快速 長浜行
さぁ先ほどまでののんびり旅とは打って変わり、ここからは俊足の新快速(回復運転Ver.)で北上しましょう。
さぁこの旅も次で最終回です。
160円で464キロの旅! ~関西大回り乗車の旅2018初夏~⑷へつづく…。
160円で464キロの旅! ~関西大回り乗車の旅2018初夏~⑵ 和歌山線・万葉まほろば線・大和路線
160円で464キロの旅! ~関西大回り乗車の旅2018初夏~⑴ 大阪環状線・阪和線・和歌山線のつづき。
まだ、⑴をご覧でない方はお先にこちらをご覧ください。↓
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さぁ、現在は和歌山線に乗り、奈良へ向かっています。
列車は粉河駅に到着。日中、和歌山方面からの列車の半数はこの駅で折り返します。粉河駅は西国三十三所第三番札所の粉河寺の最寄り駅ですね。
西笠田駅からはこんな絶景が望めました。奥に映える山々と手前を流れる紀ノ川のコントラストがなんとも美しい(^^♪。ちなみにここから見える紀ノ川の中州は通称「ヘビ島」というらしいです。
高野口駅は、南海鉄道(現:南海電鉄)の高野下駅が開業するまで、高野山参詣の玄関口として賑わっていました。現在は南海が極楽橋まで行っているので、この駅から高野山に行く人は、トレッキング目的以外の人はいないのでしょうか。
高野口駅の次は、南海高野線との接続駅である橋本駅です。
なんば行の急行のお隣には、「天空」が止まっていますね。
久々に高野山に行ってみたくなったなぁ(^.^)/。
橋本を出て、下兵庫駅・隅田駅・大和二見駅を過ぎると、
和歌山線の要衝の駅である五条駅に到着です。構内には留置線があり、五条駅を始発・終着とする列車も設定されています。
8分間の停車です。
少し外に出てみると、ちょうど3本の105系が。
こんな光景も来年には見れなくなるんですね(*´ω`サビシイナ)。
五条を出て緩やかな勾配を上っていくと、かつて、近畿地方で唯一スイッチバックがあった北宇智駅に到着。最急勾配こそ20パーミル程度ですが、開業時は蒸気機関車の牽引する列車ばかりだったため必須の設備であったようです。
現在はスイッチバックが解消されて停留場となっていますが、旧ホームなどはそのまま残されています。
この日は、草刈りのような作業が行われていました。
右手から近鉄吉野線が合流してくると、隠れ里吉野への入口にあたる吉野口駅に到着。
かつては、片町線徳庵駅にある近畿車輛で製造された近鉄車両(主に南大阪線用の狭軌車両)を当駅まで甲種輸送を行い、この駅で近鉄へ引き渡されて、古市工場まで搬入していたそう。
吉野口で乗っていた人がたくさん降りたので、車内はまったりした雰囲気に。
大和高田市の代表駅である高田駅に到着です。
奈良行の列車はココで進行方向が変わり、万葉まほろば線の愛称を持つ桜井線に入ります。
隣に停車中の快速は、当駅発の難波行です。
2010年から使用されている桜井線の愛称『万葉まほろば線』。特徴的な路線名ですね。気になったので由来を少し調べてみると…
万葉=沿線に日本最古の歌集である「万葉集」に多く詠まれた名所・旧跡が点在していること
まほろば=「素晴らしい場所」「住みやすい場所」という意味の日本の古語で、奈良を連想させる言葉として全国的に広く浸透していること
などからこの名前に決まったそうです。
へぇそうなんだ~と納得していると…近鉄橿原線をオーバークロスしました。ということは畝傍駅に到着ですね。読み方は‘‘うねび‘‘です。
ここ畝傍駅は橿原神宮や神武天皇陵の最寄り駅であったため、参拝する皇族のために駅舎内には貴賓室が設けられています。普段は閉鎖されていますが、年1回程度、不定期に一般公開されているようです。写真の入り口から貴賓室に入れるようです。
左手に近鉄大阪線が見え始めると、桜井駅です。
かつては近鉄との共同使用駅だったようですが、1995年に改札が分離されたみたいです。日中の奈良方面からの列車の半数はこの駅で折り返していますね。
近鉄大阪線をアンダークロスして北上し始めると大神神社で有名な三輪駅に到着。大神神社は日本でもかなり古い神社の一つで、皇室の尊厳も篤く外戚を結んだことから神聖な信仰の場であったと考えられています。たいへん落ち着いた雰囲気の神社なので、ぜひ一度は訪れることをお勧めします♪。
三輪駅を出ると左手に見えてくるのは、大神神社の一の鳥居が望めます。大変立派な鳥居ですね。
その後まもなくして、左手には卑弥呼の墓である可能性の高い箸墓(はしはか)古墳が見えます。
その先の巻向駅の目の前には、邪馬台国の宮殿があったとされている纒向遺跡があります。この辺りは、考古学好き、日本史好きにとっては胸熱な区間ですね。下車して散策したい気持ちを抑え、前に進みます。
高架を上り始めると、天理教本部のある天理駅に着きます。近鉄天理線とは直角方向に接続しています。
駅構造は島式ホーム2面4線ですが、通常は東側の1面2線しか使用されておらず西側の1面2線は団体列車または留置線の入出区に使用されているようです。
天理を出ると、櫟本(いちのもと)駅・帯解(おびとけ)駅・京終(きょうばて)駅と連続する難読漢字駅を経て高架駅の終点奈良駅に到着です。
和歌山駅から2時間55分、奈良駅にようやくたどり着きました。和歌山線・万葉まほろば線は思っていた以上に楽しい路線ですね。景色よし・情趣あり・歴史深い路線でした。観光列車を走らせてもいいのではと思うほど。
しかまろくんがお出迎え。さぁここから大和路快速にお乗換え。
3本目 12:20発 大和路快速 加茂行
ここからは前回大回りした路線とかぶってきますが、違う情報や写真でご紹介できたらと思っていますので、最後までお付き合い下さいね( ^^) 。
奈良駅を出ると平城山駅に到着。ここも難読漢字ですね。‘‘へいじょうやま‘‘と読みがちですが‘‘ならやま‘‘と読むみたいですね。うーん駅名ってむずかしいですね~。
平城山駅の右手には、吹田総合車両所の奈良支所(奈良電車区)が広がっていますが、駅からは見えません。
次の、木津駅は奈良線と片町線(学研都市線)の分岐点となっています。奈良・京都・京橋方面への交通の要衝ですが、都市圏から比較的近い割に利用客はさほど多くはないようですね。ここで左に分岐し不動山トンネルに入ります。
気が付くと車内は私一人のみに。せっかくなので車内を詳しく見てみましょうか。
近年221系は大幅な体質改善工事を受け、シート・トイレ・行先表示器など最新の225系の車内に準拠したものになりました。この工事により、寿命が大きく伸び、まだまだ活躍できそうですね。
なーんてことをしているうちに、大和路快速の終点である加茂駅に到着です。
ここからは非電化区間に突入です。
160円で464キロの旅! ~関西大回り乗車の旅2018初夏~⑶ 関西線・草津線・琵琶湖線へつづく…。
160円で464キロの旅! ~関西大回り乗車の旅2018初夏~⑴ 大阪環状線・阪和線・和歌山線
2018年初夏、久々に『大回り乗車』で出かけようと思い立ち、旅に出ました。
2017年の冬にも大回りしましたが↓
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前回は、和歌山線には乗らなかったので今回は、和歌山線も回りつつ大回りしてみようと思います。
(※大回り乗車の定義についての詳細は他のサイトをご覧ください。)
ルートはこんな感じです↓
ルート
スタートは大阪駅。まずはそこから大阪環状線・阪和線を経て和歌山駅に向かいます。和歌山からは和歌山線に乗り換え、高田駅まで向かい、そこから万葉まほろば線で奈良駅まで。奈良からは大和路線の大和路快速で終点加茂駅に。そこからは非電化区間の関西線で三重県の柘植駅に行きます。柘植で草津線に乗り換え、草津駅へ。その後、琵琶湖線で米原駅を経て、北陸線で湖北の近江塩津駅を目指します。近江塩津で湖西線に乗り換え、ゴールの新大阪駅に至るというものです。
その距離464㎞。
お値段は大阪-新大阪間の160円。
今回は4部作を予定しています。
最後までゆる~く書いていこうと思いますので、よければ最後までお付き合いくださいませ。
それでは、旅のスタートです。
さぁ、時刻はam7時前。大阪駅にやってきました。
本日の天気は晴れ。うん、絶好の旅日和ですね(*^。^*)。
まずは、きっぷを買いましょう。
大回り乗車なので当たり前ですが、途中下車不可です。
最初に乗車するのは、紀州路快速。
ホームに上がると、今では絶滅寸前の201系が内回り・外回りの両方に入線していました。オレンジ一色の201系は、2016年より導入された323系の増備と共に徐々に数を減らしつつあります。見られるのもあと数ヵ月になりそうですね。
1本目 7:05発 紀州路快速 和歌山駅行
一本目は紀州路快速和歌山行です。紀州路快速は通常、関空快速と連結され運転していることが多いですが、この列車は8両すべてが紀州路快速で和歌山に向かいます。
環状線内は朝ラッシュということもあり大変混雑していましたが、阪和線に入り堺市・三国ヶ丘・鳳・和泉府中・東岸和田・熊取を経て日根野駅辺りでようやく車内が空き始め、座席に座ることができました。
和泉砂川駅を過ぎると徐々に勾配区間が増え始め、山岳区間に入ります。
春には多くのカメラマンや桜の花見客が訪れる山中渓駅を過ぎ、列車は和歌山県へ入ります。
六十谷駅の先で紀の川を渡り紀伊中ノ島駅を通過し、紀勢本線と和歌山線が左手に並走してくると、
終点和歌山駅に到着です。
さぁ本日楽しみにしていた和歌山線に乗り換えです。和歌山線は7・8番のりばです。
おっ?
この先‘‘のりかえ改札機‘‘があります?あれ、確か去年はなかったような…まぁとりあえずホームへ下りてみると、
確かに中間改札ですね。加古川駅みたいに有人の改札だと思っていましたが、無人?なのかな。
とりあえず、インターホンを押し、大回りしていることを伝えると「きっぷをおいてください」のところにきっぷを提示してくださいと言われて、提示すると、こころよく通していただけました。ありがとうございます(^^♪。
和歌山線は無人駅が多いので、中間改札を置くことも致し方ないと思います。
おぉ、左手に何か来たと思いカメラを向けると…‘‘パンダくろしお‘‘ですね。
数分後、乗車する和歌山線の車両が、くろしお1号と仲良くご登場。
スカイブルーがいかにも‘‘ワカヤマ‘‘らしいですね。
2本目 9:04発 普通 奈良行
これで和歌山線・桜井線(通称万葉まほろば線)を通り奈良駅に向かいます。
105系はもともと、常磐緩行線・営団地下鉄千代田線直通運転用として1970年代に103系1000番台として製造されました。常磐快速線・成田線へ転用された後、56両が105系に改造され主に和歌山で活躍しています。車齢は約50年ということになりますね。
しかし、そんな105系にも終わりが近づいてきているようです。2019年春からは新型の227系1000番台への置き換えが決まっています。ほんとに50年間お疲れさまでした。今回は乗り納めということで楽しませていただきますね♪。
さぁ話を戻して、、、
まずは車内をサクッとご紹介。
エアコン・扇風機がレトロですね。
わかやま電鉄のうめ星電車・朝夕運用のみの117系の到着を見届け、3時間の105系旅の出発です。
和歌山駅を出ると早くも車窓は、田園風景。いいですね~♪。
千旦駅・布施屋駅を過ぎてふと思ったのですが、和歌山線・万葉まほろば線って難読駅名が多いと思いませんか?(自分の漢字力が乏しいだけかもしれませんが(-_-;)…)
例えば、以下の駅名なんていかがでしょう?
- 布施屋
- 笠田
- 中飯降
- 隅田
- 畝傍
- 櫟本
- 帯解
- 京終
特に万葉まほろば線は奈良県を走るというだけあって、歴史関係の難読地名が多いですね。あまり和歌山線・万葉まほろば線を利用しない私からはさっぱりw。
皆さん上記に上げた8つの駅名を読めるでしょうか。
答え合わせは、最後の記事で…
なんて面倒くさいことはしませんよ。
いいですか?
それでは答え合わせを↓
布施屋→ほしや
笠田→かせだ
中飯降→なかいぶり
隅田→すだ
畝傍→うねび
櫟本→いちのもと
帯解→おびとけ
京終→きょうばて
難読ですねー。読めましたか~?
少し話がそれましたね…旅に戻しまして、
列車は、紀の川を跨ぎ奈良方面へ向けて走ります。
車窓は相変わらずのどかで、いい景色が続きます。
160円で464キロの旅! ~関西大回り乗車の旅2018初夏~⑵につづく…