330円で540km移動!! ~関西大回り乗車の旅2017冬~⑴
11月19日大回り乗車に挑戦してみました。
大回り乗車の詳細は他のサイトで紹介されているのでここでは軽くだけ載せておきます。JRのホームページでは…
大都市近郊区間内のみをご利用になる場合の特例
下図のそれぞれの大都市近郊区間内のみを普通乗車券または回数乗車券でご利用になる場合は、実際にご乗車になる経路にかかわらず、最も安くなる経路で計算した運賃で乗車することができます。
重複しない限り乗車経路は自由に選べますが、途中下車はできません。途中で下車される場合は、実際に乗車された区間の運賃と比較して不足している場合はその差額をいただきます。
大回り乗車とは正式名称ではなく、広義には旅規第157条第2項でいう「選択乗車」のことみたいですね。
大都市近郊区間は東京・大阪・福岡・新潟・仙台の近郊に設定されています。
今回は大阪近郊区間にて大回り乗車の旅に出てみたいと思います。
全部で四部作です。最後までお付き合いくださいませ(^^♪。
( ↑大阪近郊区間)
旅に出る前に…まずは今回のルートをご紹介。
ルート
スタートは宝塚駅。まず福知山線で谷川駅まで向かい加古川線に乗り換え加古川駅へ。山陽本線、東海道本線で尼崎駅を経て東西線・環状線外回りで天王寺駅へ。大和路線に乗り換え加茂駅まで行き、非電化区間である関西本線で柘植駅まで。その後、草津線で終点の草津駅まで向かい、再び東海道本線で米原駅へ。ここから北陸線に入り近江塩津駅で湖西線に乗り換え大阪駅に至るという合計540㎞の旅。これだけ移動してもお値段330円。お時間は12時間を予定しています。
なお、天王寺から和歌山まで向かい、和歌山線で奈良に向かうという行き方もありますが、実施した時期が関西本線(柘植から加茂)の間が台風21号の影響に伴うバス代行により、運転中の加茂から柘植の間のダイヤが減少しているため、乗り継ぎのことを考え和歌山線はとりあえず断念しました。
それでは始まり始まり。。
1本目 6:24分発 普通 福知山行き
旅の始まりは宝塚駅。
宝塚から大阪行きのきっぷを購入します。
記念すべき1本目は大阪発の普通福知山行きです。
乗車した列車は福知山へ向かう始発のため乗車率は結構高いです。
しかし何とか座ることができました。ラッキー(^^)
宝塚を出た列車は各駅に停車していきながら北上していきます。
トンネルをいくつか超えると車窓は早くも田園風景。
三田駅で乗降がありそこから先の乗降は少な目です。
新三田駅をを出ると右手には留置場がありました。
その後、おそらく武庫川と思われる川としばし並走します。下流付近(宝塚から南)では比較的穏やかな川ですが上流では結構激しいのですね。
福知山発の丹波路快速と行き違い。
ここからドアは手動になります。ちなみにICカードも使えません。(2017年現在)
丹波大山と下滝の間で車掌の車内改札がありました。
しっかりと大回りの旨を伝えます。違法ではないとわかりつつも小心者の自分は内心ドキドキ(;^ω^)。
下滝で上りのこうのとり4号とすれ違うため4分停車しました。
午前7時32分谷川駅に到着です。
ここでも上りの丹波路快速と行き違いました。
隣にはすでに乗車予定の加古川線の車両がすでに停車中です。
駅の周辺はこんな感じでのんびりしていますね。
2本目 7:42分発 普通 西脇市行き
さぁ2本目に乗るのは…125系。谷川~西脇市間は基本的に本系列で運転されています。
身障者対応のトイレも装備し、
車両の端はゆったりとした作りとなっています。
ワンマン列車のため運賃箱。
シートは223系に類似しており座り心地は良好です。
1列+2列の座席配置です。ちなみに小浜線の車両では座席を増やす改造を地元負担で行われたため2列+2列になっているようです。
運賃の表示されるモニターも大きく見やすいですね。
定刻に列車は発車。車内の乗客は数人。
のんびり走行します。カーブ通過時にはかなり減速。
長閑な光景を左手に見つつゆったり走ります。大回りでこんなローカル線が楽しめるとは…。
日本のへそ公園駅です。ここは 北緯35度線と東経135度線の経緯線が交差する地点として有名ですよ。
谷川から30分で、
西脇市に到着。
駅の加古川方面。
谷川方面。
ホームでこんなものを発見。
おそらく日本で一番小さい列車案内電光掲示板ではないでしょうか(笑)。
3本目 8:24分発 普通 加古川行き
お次は、地方ローカル路線ではまだまだ活躍中の105系に乗ります。
西脇市~加古川までは利用客が多いのでロングシートとなっています。座席下のヒーターが非常に温い。(むしろ暑い…(-"-))
車窓は相変わらずのどかで稲を刈った後の田んぼがいい感じ♪。
330円で540㎞移動!! ~関西大回り乗車の旅2017冬~⑵につづく…。