堺トラムで行く住吉大社
12月某日少し暇ができたので、久しぶりに住吉大社に行ってみることに。
新駅舎になってから初めてきました。
乗り方も丁寧に書かれています。
路面電車は会社によって乗車方法が違うのでこういうのはありがたい。
普段よく嵐電を使うので、均一料金の場合は1回だけICカードをタッチするものだと思っていましたが、阪堺電車は乗車時と降車時にそれぞれタッチするみたい。
162系が入線してきました。
確か車齢は80年を超えているはず。同型車のモ161形車は日本で現役最古の車両です。
古い車両を大事に運行する会社はいいですね。
しかし、これは見送ります。
次に入線してきたのは、600系。
これも見送ります。
次に来た車両に乗車します。
やってきました。
新型車両の「堺トラム」。
初めて乗ります。
第3編成の1003号車。編成呼称は「青らん」。
車内は広々としていて、LRTの良さが感じられます。
しかし、座席数が少ないのではないだろうか。座席数はたった27席。
座席はこんな感じ。
窓枠は意外と大きいつくり。
座り心地は、そこそこ。
住吉鳥居前で降ります。
いかにも路面電車の電停という駅。
約6年ぶりの住吉大社。
反橋。住吉大社の象徴ですね。
水面に映る様子から太鼓橋とも呼ばれているそう。
それでは渡ります。
思っていたより急階段。
手水舎で身を清めます。
手水舎を見るといつも高校時代日本史のテストで作法を論述させられたことを思い出す。
この鳥居は四角柱のカタチをしており、そのため角鳥居とも呼ばれています。
このような四角柱の柱は古い様式で大変珍しく、各本殿と拝殿の間に建っている木造朱塗りの鳥居が原形となっています。
現在ある本殿は全て1810年(文化7年)に造られました。
第一本宮から第四本宮にいたる4棟の御本殿は「住吉造」と称し、神社建築史上最古の様式の一つといわれ手織りいずれも国宝建造物に指定されています。
第四本宮
第三本宮
第二本宮
第一本宮
後ろからみると、「住吉造」が良くわかります。
樹齢千年を超える楠の大樹があります。
江戸時代は楠の霊力に祈りを捧げていたそうで、根本のところにお稲荷さんを祭り、今では全国から信仰されているとのこと。
こちらは楠珺社(なんくんしゃ)。
商売発達・家内安全の神様です。
招福猫は一体500円。
住吉大社神館。
「誕生石」。
誕生石のエピソードは長いのでここでは割愛。
先ほどとは逆から見た、反橋。
全国の各業者から奉納された境内の燈籠は、約600基あります。
当時は、海上守護の祈願をこめて寄進したもので、広告塔としての意味合いが強かったといわれており、優雅で大きな形をしたものが多いです。
ふと思ったのですが、600系と700系ってかなり似ているような…
そんなことはさておきお次は…
南海電車でどこかに行こうかと思い、なんとなく堺方面のホームに上がりました。
高速でラピートが通過。
駅からも少し反橋が見えます。
目的地を決めず乗車。
次の駅の住之江に近づくにつれ、車窓から車庫が見えたため下車してみることに。
この住之江検車区は高架上にあります。
いつみてもかっこいい「ラピート」(50000系)
見る人に感動を与えるフォルムです。
2031年に開業予定の「なにわ筋線」を通る際は、このお顔では避難用の貫通扉がなく安全面から幅の狭い地下は走れない構造であるため新型車両の開発が決定しており、開業後のことが心配ですが、個人的には難波~関空の特急として走り続けると予想しています。
この日は天気が良かったため、ここで降り大和川を散歩することに決めた。
グネグネしながら歩いていると阪堺電車の我孫子道になぜか到着。
さらにまたしても、162系に遭遇。
老体ではあるが、毎日頑張って走っているんですね。
心の中で「ご苦労様です」とつぶやき歩き続けます。
我孫子道には車庫があります。
過去に数度撮影に来たことがあることを思い出し、久しぶりに少しよってみることにします。
163系の後ろにはオリエント急行塗装の166系が留置されていました。
このぐらいで車庫を後にし…
大和川の堤防をお散歩。
んっ?この車両も先ほど住吉大社の前で見たヤツかな?
快晴。
頭上には小型機が飛び去っていきました。
ここではあまり関係ないことだが、我孫子という駅名の名称は各線によって少しずつ異なります。
御堂筋線→あびこ
となっています。
どの駅もそれぞれ離れているため、統一する必要はないのでこうなったのかな。
総評
今回の旅の
- お得度 :★
- 満足度 :★★★★
- 難易度 :★
- おすすめ度:★★★★
この日は日曜日であったが、AM9時半ぐらいに訪れたため比較的空いていた。住吉大社は全国に2300社ある住吉神社の総本社ということもあり、広くとても落ち着いた雰囲気で清々しかった。半日の小旅にしては大変満足のいくものであったと思う。
END