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神戸街めぐり1dayクーポンで行く KOBE乗り物旅④   ~UCCコーヒ博物館・神戸空港~

 

神戸街めぐり1dayクーポンで行く KOBE乗り物旅③のつづき…

 

さて、カワサキワールドを出て徒歩で神戸の中心部を散策。

途中でこんなおしゃれな建物も。

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この建物はもともとは三井物産神戸支店として建てられ、長く「海岸ビル」といわれていましたが、現在はNOF神戸海岸ビルとなっています。

先ほど神戸地裁を見た時にも書きましたが、このように古い歴史的建造物の上にビル等の建物を建てて建築物も保存することを「ファサード保存」と言います。

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少し歩くと、神戸市立博物館に着きました。

そういえばまだクーポンが100円分残っているので、ここに入ってみることにしようかなと考え入り口の受付に入ってみると、普段の入館料は200円らしいのですがこの期間は「ボストン美術館の至宝展 東西の名品、珠玉のコレクション」という特別展開催中で入館料が1000円以上したので、入るのはやめました。

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なんか手持ち無沙汰だったので、目の前の神戸市役所1号館の展望ロビーに行ってみて、そこでこの後どうするか決めることにします。

ちなみに無料で上れます。

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展望ロビー用のエレベーターで上がります。

24階が展望ロビーです。

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地上から約100m。神戸市の町が一望できます。

夜景もとてもきれいですよ。

神戸街めぐり1dayクーポンの観光ガイドマップでどこに行こうかと探していると、300円で入れる『UCCコーヒー博物館』なるものを発見。

一度も行ったことがなかったので、ここに行ってみることに決定。

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市役所から約5分でポートライナー貿易センター駅に到着。

ポートライナーもこの神戸街めぐり1dayクーポンの乗車券で乗れます。

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やってきました。

新交通システムについて少し詳しいので、知っている情報をここで書いておきます。

(そんなのどうでもいいという方はとばしてくださいね)

ポートライナーとは…

ポートライナー小型の車両自動運転専用軌道上ゴムタイヤを使って走行する列車です。

正式名称は自動案内軌条式旅客輸送システム(AGT : Automated Guideway Transit)

というらしいです。

新交通システムと呼ばれることの方が多いですね。

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車両の先頭はこんな風に一応手動運転ができるように運転台はあります。

 

この神戸のポートライナー1981年2月5日に日本初の実用的な新交通システムかつ世界初の自動無人運転方式として開業しました。

また全駅に、日本で初めてのフルスクリーンタイプのホームドアの設置や、最小曲線半径 30m、56‰の急勾配など、AGTの性能を最大限発揮した線形となっており、既存市街地では高層ビルや高速道路などを縫うように軌道が敷設されています。

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路線図はこのようになっています。

三宮~神戸空港間は複線ですが、市民広場から分岐し三宮まで戻っていく(市民広場駅 - 北埠頭駅 - 中公園駅間)路線は単線のため一方向にしか列車は運転されていません。

 

運よく一番前の席が空いていたので座って全面展望を楽しむことにしました。

南公園駅までの車窓を少し紹介します。

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貿易センターを発車後、ビルの合間を走り抜け、阪神高速の下を潜るように走ります。

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そして神戸大橋を渡るために急こう配を上ります。

神戸大橋を渡りきるとそこはポートアイランド

そしてAGTでは珍しい2重構造の中公園駅に到着。

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その後は、直線が続きます。そして市民広場駅神戸空港方面と北埠頭方面に分かれます。

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さらにもうひとこと言っておくと、車両基地を除く全線が高架構造で、線路内に容易に立ち入りができないようになっており、開業以来無事故記録を更新し続けています。

すごい!

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UCCコーヒー博物館は南公園の目の前にあります。

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手前の建物がコーヒー博物館で奥がUCCの本社ビルです。

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入館料は大人:(高校生以上)300円 シニア:(65歳以上)150円 中学生以下:無料

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見学の順路はまず、中央のエスカレーターを上がります。
上った先に展示室1があり、そこからゆるやかなスロープを下りながら、
各展示室を順序良く見学できる構造になっています。

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展示ゾーンは1~6まであります。

展示室1起源➝展示室2栽培➝展示室3鑑定➝展示室4焙煎➝展示室5抽出➝展示室6文化の順になっています。

また1Fにはテイスティングコーナーもあり、1日に4回のテイスティングを実施しているようです。

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知らなかったのですが、UCCミルクコーヒーが世界初の缶コーヒーなんですね。

1969年に発売し翌年の大阪万博を機に爆発的にヒットしたそうです。

 

 

さて、UCCコーヒー博物館を見学したのち、神戸空港に行くことにしました。

南公園からポートライナーに乗ると中公園のほうまで行って乗り換えなければならないので(一方向にしか運転されていないため)、市民広場まで歩くことにします。

市民広場まで戻る方が絶対に早いと思います。約5分ぐらいでした。

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市民広場から再びポートライナーに乗り、終点神戸空港に到着。

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ターミナル内は右にANAのカウンター、左にスカイマークのカウンターがあります。

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Ninja ZX‐10Rが展示されていました。

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3階にはフライトシミュレーターがありました。

神戸空港オリジナルコースがあるみたいですよ。

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4階の展望デッキに行ってみました。

外の気温は3度。寒い。

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滑走路の反対側からはこんな感じの景色が。

ポートタワーも見えます。

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スポットには新千歳行きのスカイマークBC175便が一機だけいました。

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ふと上を見てみると、何やら飛行機が。んっ?4発?と思いカメラのズームでアップしてみると、タイ航空のA380ではありませんか!「flightradar24」で確認してみると、バンコク関空行のTG672でした。

関空に着陸する飛行機は神戸空港沿いの上空3,000ft前後を飛行するので、肉眼でもよく見えます。

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しっかり関空へのアプローチまでみえました。

ということで神戸空港の動きは少なそうなので、関空着陸便を撮影してみることにしました。(写真ではよくわからないので一言コメントを添えてみます。)

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まず右端の写真①=香港からのキャセイパシフィック航空の747‐8です。(CX36)最新鋭の747型機です。まさか2連続で4発機が見られるとは。

②=香港エアラインのA330‐300です。(HX618)

③=台北からのJALの787‐8です。(JL816)

④=那覇からのピーチです。(MM216)関空はピーチの拠点なので高確率で見ることができます。

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⑤=12月19日に就航したばかりのスクートのホノルル便です。(TR701)使用機材は787‐8。まさか往復3万円以内でハワイに行ける時代が来るとは…。

⑥=山東航空の737‐800です。(SC8825)この便は青島発の便ですが、SC8825便はウルムチー青島ー関空という経由便になっています。

⑦=仁川発大韓航空のカーゴです。(KE553)使用機材は747‐400です。

⑧=大邱発のエアプサンです。(BX128)使用機材はA321‐200。

このほかにもまだまだたくさん飛んできましたが、きりがないのでこの辺でやめておきます。

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ここで先ほど止まっていたスカイマークが動き始めました。

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「気を付けていってらっしゃい」

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BC175便を見送った直後に低空で着陸便が飛んできました。

約20分遅れの長崎から飛んできたBC146便でした。

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着陸したのは今では珍しいウイングレットなしの機体。

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機体番号は『JA737N』。

ここでこの機体に関して一つうんちくを。

いま(2017年)現役で就航しているスカイマークの機体の中で一番古い機体です。

スカイマークにとって初めての737‐800がJA737Hでその後KLMNの順で導入していきました。なのでこの機体はスカイマークにとって5機目の737‐800。

H・K・L・Mはすでにスカイマークを引退して他の航空会社に移っており、実質最古参機です。(ちなみにNより後に導入されたPもすでに引退しています) 

 

2007年8月18日から就航している機体なので今年で11年目です。

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おそらく引退が一番近い機体ですが、スカイマークでの人生(飛行機生?)を最後まで全うすることを願っています。ガンバレ!

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ってなことを考えていると、もう一機飛んできました。

エアドゥです。全日空とのコードシェア便

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こちらは737‐700です。

機体番号は「JA12AN」。

ANなので元全日空(エアニッポン)から移籍してきた機体ですね。

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夕日に照らされもう一機飛んできました。

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ソラシドエアでした。那覇から到着。こちらも全日空とのコードシェア便

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たった15分で一気ににぎやかになった夕暮れの神戸空港です。

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さて、たくさん飛行機をみれて満足したので帰ることにします。(本当は寒さに耐えられなくなったから)

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ポートライナーの最後尾の座席に座りぼーっと前を見つめていると、明石海峡大橋がきれいに見えました。

二十数回は神戸空港に訪れたことがありますが、こんなきれいに見えるとは…。

恥ずかしながら知りませんでした。

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神戸スカイブリッジを渡るポートライナーからの一枚。

瀬戸内の海に浮かぶ世界最長の吊り橋の壮大な曲線美を堪能しました。

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充実した旅もこれでおしまい。

 

最初に書いたこの旅のテーマは覚えていますか?(笑)

実は「乗り物の町神戸」というテーマで旅をしてきたんですよね。

 

はたして神戸は乗り物の町でしたでしょうか?

振り返ってみると、現役の新幹線を見たところからこの旅は始まり、D51機関車や神戸市電そしてミュージアムでは過去のたくさんの名車たちを堪能しました。さらには川崎重工で製造中の車両をみたり、神戸港で建造中の潜水艦もちらっと見えたりもしました。

つまり

神戸は過去の車両を大切に保存し、現在は陸・海・空の様々な乗り物が活躍し、
そして未来の乗り物を生み出すまちということが言えるでしょう。

 

十分乗り物の町といっていいのではないでしょうか。

 

最後に

総評 『神戸街めぐり1dayクーポン

今回の旅の

  • お得度  :★★★★
  • 満足度  :★★★★
  • 難易度  :★★★★
  • おすすめ度:★★★★

最初には書きませんでしたが、『神戸街めぐり1dayクーポン』は関西の各鉄道会社から往復きっぷのついた拡大版も発売されています。今回の旅で使用したのは神戸エリア版950円のきっぷです。観光クーポンだけで700円ついてるということは、残りの250円で神戸エリアが乗り放題ということです。250円で乗り放題ですよ!このきっぷは簡単に元が取れてしまいますね。このブログでも書いた『歩くまち京都レールきっぷ』よりはるかにお得だと思います。

 

結論

神戸街めぐり1dayクーポンは神戸市内の観光にかなりお得!

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

END