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展示車両全部見せます! 京都鉄道博物館 おまけ編

展示車両全部見せます! 京都鉄道博物館①~③までは京都鉄道博物館の内部を紹介してきました。

このおまけ編では、梅小路公園内に保存されている京都市電を少し紹介します。

市電ひろば

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梅小路公園内にはかつて京都中を走っていた京都市電の車両が数台保存展示されています。

その中でも2014年に「市電ひろば」というカフェ&ショップ&休憩所が設けられました。

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車両前の地面のタイルにはかつての路線図が描かれています。

結構興味深く、見とれてしまうぐらいでした。

地面を見ながらうろうろしている姿は傍から見ると変人だったかな(。-`ω-)

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個人的には西大路通りを走っていた西大路線なんかは今でも需要があるのではないかなと思います。

特に西大路四条(阪急西院)~金閣寺の間は海外の方からの需要が高いのではないでしょうか。現在はバス(205・202系統)しかありませんが、いつみても混んでいるので、今なら走らせる価値があるのでは?

 

ここ梅小路公園に保存されている車両は、京都市交通局で非公開で保管されていましたが、梅小路公園再整備に伴い移設されました。

様々な形式が保存されているので、ちょっと紹介します。

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505号車1924年に登場し全路線で営業運転を開始。1928年11月の昭和天皇の即位の御大典輸送において、拝観客輸送の主役を務めたことで有名です。現在は「市電カフェ」として営業しており、吊り革型のパンなどのオリジナルメニューが販売されています。

703号車=1958年から1962年にかけてナニワ工機(現アルナ車両)などで当時残存していた200形・300形単車を置き換えるために48両が製造されました。現在は鉄道グッズショップとなっています。

890号車=1950年から1955年にかけて90両が製造。車体は600形を12m級に引き延ばした形をしています。現在は休憩所となっています。

1605号車=1937年から1942年にかけて95両が製造。全路線で営業運転し、流線型の美しい車体とグリーン基調の塗色は市民を瞠目させ、「青電」のニックネームで親しまれました。こちらも、現在は休憩所となっています。

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雰囲気のあるレトロな車内です。

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2001号車=1964年より新造され、京都市電の全廃を待たずして1977年9月に全車廃車となりましたが、本形式のうち5両が伊予鉄道へ譲渡され、モハ2000形電車として現在も走っています。

935号車=1955年から1957年にかけて35両が製造。外観上は800形に比べて重厚で貫禄があり、なおかつ鈍重でないという、600形から始まる京都市電スタイルのひとつの頂点に立つ美しい車両です。

 

展示車両全部見せます! 京都鉄道博物館 まとめ

展示車両全部見せます! 京都鉄道博物館①~③・おまけ編を振り返って…

そもそも、なぜこのようにしてブログで紹介してきたのかというと、京都鉄道博物館を紹介したものはたくさんあるのですが、詳しく紹介したものがあまりなかったからです。私自身行く前に事前の‘‘予習‘‘としていろいろな方のブログやサイトを読ませてもらったのですが、雰囲気はつかめるけど詳しく知りたい人向けのものがありませんでした。その展示について背景知識があってみるのと、ないまま見るのでは、楽しみ方が大きく違ってくると思います。なので今回は車両展示についてはできる限り簡潔かつ詳しく書きました。すでに訪れた方はもちろんですが、まだ行ったことのない方・遠方にお住まいで、なかなか行くことが難しい方にも楽しんでもらえるように工夫したつもりです。また実際に訪れた際、このブログを片手に館内を回っても役に立つのではと思います。おまけ編まですべて読んでいただいた方は少数だとは思いますが、これであなたも京都鉄道博物館マスタ―?になったのではないでしょうか。(なんちゃってww)まぁそれはともあれ、ここまで読んでいただきありがとうございました。今後も乗り物関係の博物館を紹介できたらと思っています。またよろしければご覧ください。

 

 

 

展示車両全部見せます! 京都鉄道博物館 END