関西のんびりローカル線の旅 2018春 Part2 湖西/小浜/播但線 END
関西のんびりローカル線の旅 2018春 Part1 湖西/小浜/播但線のつづき…
関西をぐるっと一周しています。
lifeisjourney-k-s.hatenablog.com
↑まだpart1をご覧でない方はお先にこちらをどうぞ。
part2では…
さぁ、東舞鶴駅から旅を再開します。
3本目 15:18発 普通JRリレー号 綾部行
ここから乗車するのは113系。
関西都市部では国鉄型が引退し、あまり見れませんが、郊外に行くとまだまだ現役で活躍しているみたいですね。
いいですね~。
伊佐津川沿いはさくらで満開でした。
きれい~(^^♪
程なくしてお隣の西舞鶴駅に到着。ココ西舞鶴はJR西日本の舞鶴線と、京都丹後鉄道の宮津線の接続駅となっています。宮津線は当駅が起点となっており、「宮舞線」の愛称区間に含まれています。
西舞鶴駅構内には国鉄舞鶴線時代から車庫があり、現在は京都丹後鉄道の車両の保守・整備を行っています。
端っこの留置線には…
「タンゴエクスプローラー」の愛称を持つKTR001形気動車が留置されていました。全盛期は新大阪-(宮津線経由)-豊岡間の特急「タンゴエクスプローラー」で活躍しましたが、2013年3月のダイヤ改正以後は定期運用がなく、特急「たんごリレー」の予備車となっていました。
その後、車体の老朽化が目立ち始め廃車が噂されていましたが、時々「タンゴリレー号」や団体列車として走っているようです。なお、第1編成はエンジンやブレーキ関係の部品が取り外されているため自走ができない状態となっており、KTR001形及びKTR8000形共通の品取り車となっています。
列車は長閑な山奥を進みます。
113系に久しぶりに乗りましたが、乗り心地なかなかです(笑)。線形があまりよくないのもありますが、揺れる揺れる(;^ω^)。
25分で山陰本線との接続駅である綾部駅に到着。
4本目 15:57発 快速 福知山行
山陰本線の快速に乗り換えます。
隣に停車中の列車は特急はしだて6号です。
福知山駅までは10分ほど。
福知山線・京都丹後鉄道の宮福線との接続駅です。2009年に高架化されてかなり近代的な駅になりました。
5本目 16:10発 普通 城崎温泉行
車窓はこんな感じの風情ある景色が続きます。
和田山駅までは福知山から約40分。
特急を含めた全列車が停車する駅です。
駅北側にはこんなものが。
調べてみると、1912年に建てられた旧豊岡機関区和田山支区のレンガ造りの車庫と給水塔だそうです。1991年までは使用されていたみたいですが、支区廃止後は放置状態となっているようです。
とっても味のある素敵な建物ですね。
100年以上も前の数少ない煉瓦造りの機関庫なので、どうにか観光資源として生かしてもらいたいものですね。(*'ω'*)
6本目 17:01発 普通 寺前行
さぁ、ここからは播但線!
和田山駅 -寺前駅間は非電化区間で、キハ40によるワンマン運転を行っています。
乗車率は思いのほか高かったです。
和田山を出て最初に停車するのは竹田駅。
そうです、雲海に浮かび上がる古城の姿から、天空の城や日本のマチュピチュとも呼ばれる竹田城の最寄り駅です。
これぞローカル線。
列車は終始ゆっくり走行します。どのくらいの速度で走っているのかなぁと思い見てみると、30km/hでした。‘‘のんびり‘‘という言葉がとってもお似合いの路線ですね。
そろそろ日没です。
突然ですがここで一句
「播但線 電化でふるさと 近くなる」
播但線は、山陽本線と山陰本線を連絡する路線であることから輸送力増強および東海道本線・山陽本線不通時の代替路線として以前から電化計画がありました。
阪神・淡路大震災の教訓から非常時の代替路線の必要性が高まり、播但線についても候補として検討されましたが、寺前駅 - 和田山駅間は断面の狭いトンネルが数多く存在しており、この区間の電化には大規模な改良を必要とすることから姫路駅 - 寺前駅間の電化にとどまっています。
和田山から53分で寺前駅に到着。
ここから電化区間です。
7本目 18:05発 普通 姫路行
乗り換えのお相手は、ワンマン運転改造済み103系3500番台。
カラーは播但線のラインカラーであるワインレッド。
主要幹線からは退いた103系ですが、まだまだここでは現役活躍中。
午後7時前、姫路駅に到着。
少し改札の外に出てみます。
久々に姫路駅に来ましたが、かなりきれいになっていました。
お洒落で近代的な駅前です。次は明るい時に来てみたいな~。
姫路といえば……そう! 姫路城です。
駅前からもこんな感じで見えました。ライトアップされているおかげで一目でわかります。
駅中でパパッと夕食を済ませ、大阪方面へ帰っていきましょうか。
8本目 19:56発 新快速 米原行
今回の旅の締めくくりも、もちろん新快速。
そういえば始まりも新快速でしたね。いつもお世話になってます(^^ゞ!
姫路で前に4両つなぎ12両編成に。
席に座りちょっとウトウトしているうちに……にゴールの神戸駅に到着。
ローカル路線ののんびり感とは打って変わり、速っ(@_@)。
長かった一日もこれでおしまい。
感想
最後に今回のルートをもう一度↓
今回は‘‘のんびり‘‘をテーマに旅してきました。いつもの旅とは違い、乗り換え時間に追われることもなく、絶景の車窓を眺めながら優雅に関西北部を一周しました(いつぞやかに実行した大阪-東京日帰り旅とは大違い(笑))。やはり列車旅はのんびりにかぎりますよね。(今更気づく?w)。とっても充実した一日を過ぎすことができました。
次回はどこに行こうかな~。
最後までご覧いただきありがとうございました。完結
関西のんびりローカル線の旅 2018春 Part1 湖西/小浜/播但線
2018年春某日。
今回も旅に出るべく大阪駅にやってきました。
いつものように早朝スタートではなく、のんびりとスロースタートです。
そう、今回の旅のテーマは「のんびり」です。さぁ旅の始まり始まりー。
…とその前に今回の旅のルートをご紹介。
ルート
大阪駅から湖西線で一気に北陸方面への玄関口敦賀駅へ。小浜線に乗り換え終点東舞鶴駅を超え、舞鶴線・山陰本線で和田山駅へ。一部非電化の播但線で姫路駅まで行き東海道本線でゴールの神戸駅まで向かうというルートです。
今回は2部作となっています。
よろしければ、最後までご覧ください♪
1本目 09:16発 新快速 敦賀行
さぁ1本目、新快速です。これで一気に終点敦賀まで向かいます。
左に京都鉄道博物館が見えると、もう京都駅。
大阪から28分、新快速は時間も速度も早い速い!。
山科駅を出ると東海道本線(琵琶湖線)と分岐し、湖西線に入ります。湖西線は左に比叡・比良山脈、右に琵琶湖の湖面を眺めることができる風光明媚な路線です。
草津・野洲・米原方面に向かう新快速(琵琶湖線経由)は京都を出た後も混んでいますが、湖西線を走る新快速はのんびりとしています。
湖西線の拠点駅である近江今津駅に到着。新快速はここで後ろ8両を切り離し、敦賀方面へは前4両で向かいます。この増解結作業中にたいていサンダーバードに先を越されます。
近江今津を離れると一転して市街地から外れ、水田地帯の中を走ります。
新疋田駅を出ると今までは右を走っていた上り線が左側を走るようになり、上り線は有名な鳩原ループ線を走ります。敦賀方面へ行く下り線は直線です。
ベンチに派手な白色の服を着ている人が座っているなと思って、近づくとびっくり(;O;)
恐竜が白衣を着て座っていました。「ダイノベンチ」というらしいです。さすが恐竜王国福井県!。
対面ホームではサンダーバードが高速通過。
次に乗る小浜線の列車まで時間があるので改札を出ます。
小浜線のラッピング列車のポスターです。こんなのが走っているのですね。
階段には北陸新幹線E7系が。そうです敦賀駅は2022年度の北陸新幹線延伸開業を控えています。北陸新幹線の最終的な終点は新大阪駅とされていますが、全線開業までの間この敦賀駅が関西と北陸をつなぐ重要な乗り換え駅となります。
駅南側では北陸新幹線開業に向けて駅舎工事が行われています。まだ土台工事しか行われていませんが、約5年後にはここに新幹線が来ると思うとワクワクしますね。
敦賀駅はここ数年で駅舎リニューアル・駅交流施設「オルパーク」の建設・駅前広場整備・などが行われきれいで使いやすい駅になりました。
駅前には蒸気機関車9600形の動輪がありました。敦賀駅100周年を記念して設置されたもののようです。
駅前をのんびり散歩した後、旅を再開。
2本目 12:20発 普通 東舞鶴行
おぉっ、後ろの車両は先ほど駅のポスターにあった「小浜線キャラ号6」です。この車両は嶺南6市町(敦賀市・美浜町・若狭町・小浜市・おおい町・高浜町)の「ゆるキャラ」のイラストが車両にラッピングされています。
この時すでに12時をまわり、お腹が減ってきました。
今回の昼食はこれ!。
先ほど敦賀駅で人気の駅弁「鯛の舞」・「炙ります寿司と鯛鮨」を買っておきました。
こんな車窓を見ながら、食べる駅弁は最高です。(^^♪
絶品に舌鼓を打っているうちに、小浜駅に到着。そういえば北陸新幹線はココ小浜にも駅ができる予定となっています。駅周辺も新幹線開業によって大きく変わりそうですね。
若狭本郷駅にはこんなものが。SL義経号のレプリカです。1990年に大阪で開かれた「花の万博」で走っていたものです。
なお、駅舎も万博でJR西日本のパビリオンとして使われたSL駅舎を移築したものとなっています。
敦賀から約2時間、小浜線の終点東舞鶴駅に到着です。京都府北部における中心都市である舞鶴市の拠点駅となっています。ちなみに舞鶴駅というものはなく、この東舞鶴駅とお隣の西舞鶴駅となっています。
今まで乗ってきた車両と回送の特急との縦列停車。
東舞鶴駅は島式ホーム1面2線なので時間によってはこのような縦列停車が見られます。
京都発着の特急まいづるの発着駅でもあるので、もう少し大きい駅かなと想像していましたが、こじんまりとした駅なんですね。
調べてみると、かつての東舞鶴駅は日本海側唯一の軍事拠点として開府した舞鶴鎮守府を中心にして軍都として急速に発展した街の駅であり、第二次世界大戦までは度々皇族が訪れたことから貴賓室が設置される程の大きな駅舎を有していたそうです。
戦後は大陸から舞鶴港への引揚者が当駅より各地へと帰還しました。市内には舞鶴引揚記念館を有するほか、駅内にもその当時の様子を伝えるパネル展示があります。
次の乗り換えまで56分あるので駅周辺を散策してみましょうか。
舞鶴といえば‘‘海‘‘です。先ほども書きましたが古くから帝国海軍の軍港として利用された舞鶴は、現在も海上自衛隊舞鶴基地として存在しています。岸壁付近には護衛艦が停泊している北吸桟橋や赤煉瓦倉庫など見どころは目白押しですが、歩いていくには時間がね……。見たいのは山々ですが、今回はあきらめます(-.-)。
おそらくこの通りをまっすぐ行くと海に出るんでしょうね…。
軍港‘‘舞鶴‘‘に思いを馳せながら時間を潰すことにします。
関西のんびりローカル線の旅 2018春 Part2へつづく…。
絶景の海を堪能! 日帰り紀伊半島列車旅 part3 END
絶景の海を堪能! 日帰り紀伊半島列車旅 part2のつづき。
lifeisjourney-k-s.hatenablog.com
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これが、三部作の最終回です。
まだpart1・part2をお読みでない方はそちらをお先にどうぞ。
最後までお付き合いくださいませ。(^^♪
絶景の大海原をもっと見ていたかったという思いに後ろ髪を引かれつつ…
駅まで戻ってきました。
少し時間があるので駅の反対側へ行ってみると…
「ドクター東海」の愛称を持つキヤ95系気動車が留置されていました。
ドクター東海の検査は各路線で1か月に2回(昼間・夜間各1回)の軌道検測が実施されているようです。
紀勢本線の要衝の駅である新宮駅は、かつて新宮運転区が設けられていたこともあり、構内は留置線が設けられています。
それではそろそろ時間なので、改札まで戻りましょうか。
駅構内には特急くろしお(381系)で有名だったパンダシートと381系の顔出しパネルがありました。
パンダシートってなんか怖い…シュールですね…。
座り心地悪そう(^-^;;。
ドクター東海をホームからもパチリ。
5本目 15:31発 普通 亀山行
さて旅を再開します。
次は、この旅の最長時間乗車になります。
終点の亀山まで4時間10分。うん、長い。
キハ25系という新型普通気動車ですが、車内はロングシート。4時間以上も乗車するのにロングシートか……。
沿線状況や車内清掃のことを考えるとロングの方が良いということをわかりつつも……。(-.-)
新宮を発車後すぐに和歌山と三重の県境である熊野川を渡ります。
新宮の次の駅である鵜殿駅からは、平野部が続き熊野市駅まで約22kmの海岸線が続く七里御浜沿いに進みます。
海岸線でも少し内陸を走行するので、海はあまり見えません。
途中の熊野市駅ですれ違った衝撃緩和装置付きのキハ85系。
先ほどはJR西の鹿対策をご紹介しましたが、JR東海も同様に試行錯誤しているんですね。
この辺りは、入り組んだ入江(リアス式海岸)になっていてちらっと海を望むことができます。
新鹿駅(あたしかえき)の目の前には新鹿海水浴場が。ここは環境省の「日本の水浴場88選」にも選ばれており、砂質は白く細く水質は三重県の遊泳場の中でも最高評価の水質でAAにランクされているようです。夏に泳ぎに来たいなぁ(^.^)/。
こちらは船(漁船)の墓場かな?
東紀州の玄関口、紀伊長島駅。青空フリーパスの利用範囲の最南端ですね。
紀伊長島駅まで所々見えてきた太平洋もここでお別れ。ここからは山岳地帯を走行します。
大小幾つものトンネルを抜け、
列車は北上していきます。
多気駅に到着するころには、日が沈み外は真っ暗に。
新宮から4時間10分終点の亀山駅にやっと到着。
ロングシートでしたが、新型車両というだけあって疲れはそれほど溜まらず。
乗換まで30分ほどあるので、気分転換がてら駅前を散歩してみることに。
駅前には大きな鳥居。
能褒野(のぼの)神社一の鳥居だそうです。
散歩とは言っても、すでに辺りは暗くお店もしまっているみたいだったので、早めに駅に戻ります。
6本目 20:16発 普通 加茂行
さぁ、旅も終盤に近付いてきました。
関西本線で大阪方面へ。
乗車するのはキハ120系。
外は真っ暗。車内では、ディーゼルエンジンの音が響き渡ります。
草津線との接続駅である柘植駅で半分ぐらいの方が降りました。
あっという間に終点加茂駅に到着。
7本目 21:44発 普通 JR難波行
ここからは電化区間。加茂より以西も引き続き関西本線ですが、営業上の呼称は関西線から大和路線に変わります。
このままこの列車で大阪方面へ戻ることもできますが、なんとなく木津駅で片町線(学研都市線)に乗り換え。
8本目 21:59発 快速 新三田行
この駅発の快速に乗ります。321系です。
さすがに旅の疲れが出始めウトウトしているうちに京橋駅。
9本目 23:04発 普通 環状線
本日ラスト。環状線内回りで旅のゴールへ。
大阪駅を出て約17時間。再び大阪駅に戻ってきました。
さすがに、疲れた~
感想
今回の旅を改めて振り返りますと…
こんな感じでした。ちょうど紀伊半島を一周してきました。紀伊半島1周は青春18きっぷを利用した旅の定番となっていますが、一日で回りきる方はあまり多くないかもしれません。しかし大阪からの場合、今回のように十分1日で回ることが可能です。(かなりの乗り鉄仕様ですが…(;^ω^))
ゆっくり観光をしたいという人は、1泊あるいは2泊ぐらいして回られるともっと紀伊半島を楽しめるのではないでしょうか。
また少しリッチに特急で所々ワープするのも大いにアリですね。
まぁどちらにしても紀伊半島は大海原の絶景を楽しむことができる箇所が多いのでとってもおすすめです。皆さんも試してみてはいかがでしょう。
最後までお読み頂き誠にありがとうございました。
絶景の海を堪能! 日帰り紀伊半島列車旅 完結。
絶景の海を堪能! 日帰り紀伊半島列車旅 part2
絶景の海を堪能! 日帰り紀伊半島列車旅 part1のつづき…
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列車で紀伊半島を一周しています。
紀伊田辺駅での乗り換え時間は46分。一度改札の外に出てみます。
海までいけるかなぁと駅の地図で確認しますが…海岸まで1㎞以上もあることがわかり断念(-.-)。
駅前には弁慶像が立っていました。「勧進帳」「船弁慶」などでよく知られている武蔵坊弁慶ですが、田辺市が出身地とされています。このほかにも同市には彼にゆかりのある史跡が多くあるようです。
しばし駅周辺を散策した後、駅まで戻ってきました。
4本目 10:41発 普通 新宮行
旅を再開します。お次に乗るのは105系。
久しぶりに105系に乗りましたがやはり揺れますね。横揺れというよりも縦揺れ(笑)
座席がへたっているのか、台車がイマイチなのか乗り心地は……(+o+)みたいな感じです。まぁこれはこれでローカル線感が出ていて味があるんですけどね。
なんてことを思っていると、関西のリゾート地として名高い白浜駅に到着。
白浜を出ると少し内陸を走り、見老津駅辺りから再び海岸線を走行します。
この先の和深駅-江住駅間はユニークな鹿対策で話題になりました。
この付近でのシカと列車の衝突事故に悩まされてい紀勢線は、シカの食害防止に猛獣の糞が有効という研究に目を付けアドベンチャーワールド(和歌山県)に依頼し、ライオンの糞を譲ってもらい、水に溶いて線路に撒くという方法を実践しました。
最初の数ヵ月は効果絶大だったようですが、徐々に鹿が慣れ始めたそうです。(笑)
現在でも鹿対策の試行錯誤が続いているようです。ガンバレJR西。
江住駅では反対列車待ち合わせのため5分間停車。少し外に出てみます。
車窓は素晴らしい風景が続きますが、如何せんロングシート…(´-ω-`)。
クロスシート車ならば旅人はもっと楽しめますね。
そう言えば、105系もそろそろ寿命が近いため、次期導入車両をググってみると…
227系になるという情報を掴み、これは念願のクロスシート車かっ⁉と思い詳しく調べてみましたが…車内はまさかのロングシート。。。
なんてことをしているうちに、、
本州最南端の駅である串本駅。ここでは8分間停車します。
串本までは南東方向に向かい走行してきましたが、この駅を境に名古屋方面へ向け緩やかに北進し始めます。
紀伊浦神駅近辺は、万葉集でも詠まれた玉の浦を望むことができます。
列車はその後、エメラルドグリーンに輝く大海原を横目に、日本の捕鯨発祥の地にある太地町の太地駅を経ます。
那智駅はかつて寝台特急「紀伊」・特急「南紀」が停車するなど、那智観光の玄関口でしたが、現在その機能は紀伊勝浦駅に集約され、普通しか停まらない長閑な駅となっています。今でもまれに特急「くろしお」号が臨時停車することがあるそう。
那智を発車すると終点の新宮まで王子ヶ浜の海岸線を走ります。
真っ青な海に輝く快晴の空。
水平線まで見渡すことができ、自然の偉大さにしばし心を奪われます。
紀伊田辺駅から2時間20分、和歌山最東端の新宮駅に到着。
この駅は紀勢本線の運行上重要な役割を持つ駅で、JR西日本とJR東海の境界駅・電化境目駅となっており両社の車両を見ることができます。
駅前には新宮鉄道(現紀勢本線)100周年を記念した石碑が立っていました。
次の列車まで約2時間。
この旅の目的である海を見に行くため南へ歩いていきます。
10分ぐらい歩いたでしょうか、海岸っぽい雰囲気が出てきました。
街路樹の桜。
7分咲きといったところ。
「大浜レクリエーションの森」という海の見えそうな公園に突き当たりました。
雰囲気のある道を抜けると…
やっと見えました。太平洋!
この眺め最高(^.^)/~~~。
こんな絶景を前に、途中のスーパーで買ったお弁当を食べます。
目の前に広がる大海原を眺めながらの昼食は絶品。
右も左も海。そして目の前は水平線。
何時間でも見ていられる景色。
本当に心が洗われます。
しばし時間を忘れて休憩。
絶景の海を堪能! 日帰り紀伊半島列車旅 part3につづく…