LCCで大阪~東京を利用するのはお得?⑵ 実行編
LCCで大阪~東京を利用するのはお得?⑴のつづき……
LCCを使って大阪(梅田)駅~東京駅を移動した旅行記
まず大阪駅から出発しましょう…と思いましたが……
今回は「関空ちかトクきっぷ」を使うため御堂筋線の梅田駅から出発です。
地下鉄・梅田駅から関西空港駅まで利用の場合
普通運賃:1,150円 → 関空ちかトクきっぷ: 1,000 円
※普通運賃(南海電鉄920円、大阪市営地下鉄230円)
御堂筋線の朝は大変混雑します。特に梅田駅のホームは人でいっぱいです。
1本逃してもすぐに次の列車が来ます。
乗ること8分なんば駅に到着。
南海に乗り換えるには、進行方向に向かって一番前の車両1号車の階段から行くのが一番はやいです。
南海 空港急行
関空へは特急ラピートの方が速く着きますが、今回は最安で行くので特急券のいらない空港急行で行きます。
9000系が入線してきました。
難波駅は始発なので並べば座ることはできます。
JRの関空快速はクロスシートですが、南海の空港急行はロングシートです。
スーツケースなどの荷物が大きいと少しつらいです。
ラピートなら最速34分ですが空港急行の場合最速でも44分かかります。
難波駅を出た時には空席もわずかに残っていましたが、新今宮・天下茶屋と停車するたびに乗客も増え、堺を出るころには満員です。
空港急行は大阪の中心部から南方へ通勤通学する方々の足としても活躍しています。
泉大津を出たあたりから混雑のピークは下がります。
泉佐野で空港に用事がない人以外は降ります。
空港線内では全員がちょうど着席できるまで空きました。
りんくうタウンでJRの特急はるかの通過待ちです。
ちなみにここからJRとの共用区間です。
こちらもはるかを追いかけるようにして出発します。
全長3750mの連絡橋を渡り関西空港に到着。
海外の方もたくさん乗っていました。
ここからいよいよ飛行機に乗ります。
今回はバニラエアを予約しました。
まずは、カウンターに向かいます。
自動チェックイン機で搭乗券を発行します。
荷物を預ける人はここで手続きをします。
私は手荷物のみなので、そのまま保安検査場へ行きます。
保安検査場の混雑を予想していましたが、すぐに通過できました。
ピーチの場合第2ターミナルからなのでバスで移動が必要ですが、バニラエアは第1ターミナルからなので便利です。第2ターミナル行きのバスはいつも混んでいます。
搭乗口は25番なのでその付近まで行こうと思いましたが、25番は端なので売店がなく自販機のみしかありません。
なので検査場を入ってすぐの売店で少し食料を調達します。
バニラエア
25番に行くとすでにいました。
ここにステイだったのかな?
ボーディングブリッジから搭乗できるのは楽です。
20分前から飛行機へ入ることができました。
満席です。
LCCなので広いとは言えませんが、1時間程度のなら全然我慢できる広さです。
定刻に離陸
快晴です。
離陸して40分
機長の「富士山が見えます」というアナウンスが…
カメラのズームでここまで近寄ることができました。
こんなにきれいにみれたのは久しぶりです。
富士山の雄大さと美しさにしばし見とれました。
ちなみに、機内誌の中でも成田から都心への格安交通手段が紹介されていました。
選択肢が多くていいですよね。
大阪~関空へのバスも1000円ならいいのに…
定刻に着陸
バニラエアは第3ターミナルに着きます。
将来的にはサテライトの北側にもスポットを整備することを構想しており、ブリッジはA320やB737が通過できる高さに設定しているそうです。
ブリッジを超えるために長いエスカレーター
高さ約15mのブリッジは風が吹き抜ける半屋外空間になっており、空調がなくでも夏も涼しくなるように配慮しています。
ちなみに、ここから飛行機を撮影できます。
第3ターミナル内は陸上トラックなどで用いられているゴム製の床で、ブルーが出発、レッドが到着の導線となっています。
(私は6年間陸上をしていたので、少しテンションが上がりました。)
ターミナル内にはフードコートがありました。
フードコート内には国内空港では最大規模の約450席もあり店も7店舗がありました。
店舗は、宮武讃岐うどん、リンガーハット、フレッシュネスバーガー、洋丼屋ONE BOWL、ぼてぢゅう屋台、TATSU SUSHI、カフェベネがありました。
気軽に食べられるものが多いので便利です。
今回は東京駅に急ぐので、スルーです。
第3ターミナルからバスに乗ります。
成田からの格安バスは先ほど機内誌でも紹介したように
の3つがあります。
今回はTHEアクセス成田を選びました。
THEアクセス成田
2番乗り場から出発です。
バスがやってきました。
この日は東関東自動車道で大きな事故があったらしく、朝は通行止めになっていたようです。
私が着いた頃に高速も動きだし、結局15分ぐらい待っただけでした。
ちなみに東京シャトルは隣の1番乗り場から発車します。
↓「THEアクセス成田」の車内
車内はとてもきれいで快適です。トイレも着いています。
第3ターミナル→第2ターミナル→第1ターミナルの順で客を拾っていきます。
第1ターミナルを出た時の着席率は60%ぐらい。
朝の事故が影響して鉄道を選んだ人が多かったのかor平日はこれくらいなのかはわかりません。
さすがに少し疲れたので少し寝ました。
気が付くと東京。
東京駅までちょうど1時間でした。
このバスは、この後銀座→東雲イオンの順に泊まります。
八重洲側に到着。
まとめ
(※日によって費用や所要時間は変動します。以下の結果はあくまでも一例です。)
先に結論から
大阪(梅田)駅~東京駅
費用:1,000円(関空ちかトクきっぷ)+5,130円(バニラエア ※座席指定料金、手数料含む)+1,000円(THEアクセス成田)=7,130円
時間:大阪(梅田)駅⇒関空 70分
関空 飛行機待ち 45分
関空⇒成田 95分
成田 バス乗り換え&待ち 30分
成田⇒東京駅 60分
=300分 5時間
新幹線と比べると…
新幹線:費用14,450円 2時間30分
LCC :費用7,130円 5時間
結果:費用は1/2 時間は2倍
実行してわかったこと
- LCCの宣伝だけ見ると関空~成田3,650円!などと協調していることが多いが、実際はこれにまだ2倍以上かかること。
- 朝は通勤ラッシュに巻き込まれたり、ロングシートだったり快適ではない。
- 乗り換えなどで歩く距離が多い
- 道路事情によって遅れが発生する。
LCCで大阪~東京の移動に適している人
時間があり、交通費を少しでも節約したいが、ずっと乗りっぱなしの高速バスではなくいろいろな交通手段で旅を楽しみたい人
総評
今回の旅の
- お得度 :★★★★
- 満足度 :★★★
- 難易度 :★★★
- おすすめ度:★
新幹線の指定席と比べ費用は半分に抑えることができたので、お得度は高い。乗り鉄が趣味の人にとっては満足度は高い。鉄道、飛行機、バスと3つの手段を使うもののためこの行程の難易度は少し高め。しかし新幹線なら乗り換えもなく時間も半分で済むため、このことを考えると万人におすすめできない。毎回この行程で大阪~東京の移動をするのは大変面倒。たまに東京に行く人や、学生さんにはおすすめできます。
大阪~東京の移動手段はまだまだたくさんあるので、これからも検討、実行してみたいです。
ありがとうございました。